お客様や上司とタクシーに乗る際のマナーは?席次や注意点を解説
お客様や上司とタクシーに乗車する際、正しいマナーが分からず焦った経験はありませんか?本記事では、目上の人とタクシーに乗る際のマナーについて解説します。座る場所や注意点をわかりやすくご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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目上の人とタクシーに乗る際は席次が大切
友達や家族同士でタクシーに乗る場合は、特に座る位置に配慮する必要はありません。しかし、ビジネスシーンにおいて目上の人と乗り合わせる場合には、さまざまなマナーが存在するものです。
少々面倒に思えるかもしれませんが、マナーを身に付けておくことで、上司や周りの人からの信頼を得られるメリットがあります。また、十分な知識をつけて慣れておくことで、堂々と振る舞うこともでき、社会人としての自信にもつながるでしょう。
1番偉い人が座る場所
運転席の真後ろにあたる席が1番安全であるといわれているため、最も偉い人に座ってもらいましょう。車内における上座は、運転席の真後ろです。
1番偉い人以降の座る位置
1番偉い人は運転席の真後ろに座りますが、それ以降の人の席時は、人数によって異なります。ここからは、座る位置を人数別に解説します。
2人〜4人の場合
2人〜4人で乗車する場合の、シートの席次は以下の通りです。
- 運転席の後ろ
- 助手席の後ろ
- 後部座席中央
- 助手席
2人でタクシーに乗る場合は、目上の人を運転席の後ろに座らせ、目下の人は助手席に乗ります。ただし、相手から後ろに座るよう声をかけられた場合は、この限りではありません。相手との関係性や手荷物の量など、状況を見て判断してください。
3人で乗る場合は、1番目上の人を運転席の後ろに誘導し、次に目上の人を助手席の後ろに座らせましょう。
4人で乗車する場合は、1〜4の順番に目上の人から座ります。
5人〜6人の場合
5人〜6人で乗車する場合の、シートの席次は以下の通りです。
- 運転席の後ろ
- 助手席の後ろ(2列目)
- 後部座席中央(2列目)
- 助手席
- 後部座席の右(3列目)
- 後部座席の左(3列目)
5人で乗車する場合は、2列目後部座席中央を除き、1~6の順に、目上の人から座らせましょう。6人で乗る際には、1〜6の順番に乗れば問題ありませんが、人数が増えるとどの人が格上なのか、判断がつかないことも珍しくありません。そのような場合は、それぞれに希望を聞きながら、臨機応変に対応してください。
目上の人とタクシーに乗る際の注意点
ここからは、目上の人とタクシーに乗る際の注意点をご紹介します。
目下の人がタクシーの手配をする
タクシーを止めたり、予約したりする作業は、必ず目下の人が行いましょう。タクシーの到着が遅くなっても早すぎてもいけないため、ベストなタイミングを見計らう必要があります。タクシーの配車アプリなどを活用して、スムーズに呼べるようにしましょう。
率先してトランクに荷物を詰める
タクシーに乗り込む前には、相手の荷物をトランクに入れるかを確認しましょう。トランクに入れる場合は、ドライバーにその旨を伝え、トランクを開けてもらってください。トランクが空いたら荷物を預かって、丁寧に積み込みます。
目的地に着いたら、トランクを開けてもらうようドライバーに伝え、速やかに荷物を取り出してください。
行き先を伝える
目的地や経路を伝えるのは、目下の人の大切な役割です。乗車したらスムーズに伝えられるように、事前に住所やマップアプリなどの用意をしておきましょう。
目下の人は必ず最後に乗車する
その場で1番目下の人は、全員が乗り込むまでドアを押さえて待機します。雨の日は、乗り込むまでに濡れないように傘をさしておくなどの配慮も大切です。
後方中央に座る人に気を配る
車のタイプによっては足元が盛り上がっていることもあるため、後方中央のシートは座りにくいことも珍しくありません。5人乗りの車の場合、目下の人は助手席に乗るのが基本ですが、座りにくそうな場合には一声かけて、臨機応変に対応してください。特に女性の場合は、ヒールやスカートを履いていることがあるため、非常に座りにくいシートだといえます。ルールにこだわらず別の座席を提案する配慮も必要です。
お客様とタクシーに乗る際のマナーを覚えましょう
本記事では、目上の人とタクシーに乗る際のマナーについて解説しました。堂々とした振る舞いがビジネスチャンスにつながることもあるため、必ず覚えておきましょう。