アフタヌーンティーの基本マナーとは?服装や入店後の流れを徹底解説
穏やかなひと時を過ごすための喫茶習慣、アフタヌーンティーは、イギリス発祥の文化なので、日本ではまだ馴染みのない方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、アフタヌーンティーのマナーについてご紹介します。服装から食べ方まで幅広く解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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アフタヌーンティーとは
アフタヌーンティーとは、イギリスで生まれた喫茶文化で、夕方4時〜5時頃に紅茶やお菓子、軽食などを楽しむ習慣のことです。日本においては、カフェやホテル、ティールームなどで体験することができ、アフタヌーンティースタンドに綺麗に盛り付けられたケーキやスコーン、サンドイッチなどを紅茶とともに楽しみます。優雅で日常的な時間を過ごせることで、人気を博しています。
アフタヌーンティーにふさわしい服装
アフタヌーンティーを楽しむ場所によりますが、ホテルの場合はスマートカジュアルのドレスコードを意識しましょう。堅苦しくはないけれど上品に見える、ワンピースやブラウス、形の綺麗なパンツなどを着用してください。パーカーやビーチサンダルなど、明らかにカジュアルな服装は避けた方が無難です。
入店時のマナー
かさばりやすい上着や大きい荷物を持っている場合は、入り口でお店の人に声をかけて預かってもらいましょう。席には、小さめのバックに貴重品のみを入れて持っていくとスマートです。友人同士で席を譲り合う光景を目にしますが、アフタヌーンティーの席順はお店の方の誘導に従い、指定された場所に座りましょう。
お茶を注ぐ際のマナー
アフタヌーンティーを楽しむ場合、お茶は自分で注がず、スタッフに注いでもらうのが一般的なマナーです。スタッフが近くにいない場合や、自分で注ぐシステムの場合は、臨機応変に対応してください。紅茶を注ぐ際は、ポットの蓋を押さえず、片手でゆっくりと傾けて注ぎましょう。
お茶を飲む際のマナー
紅茶を飲む際は、できるだけ音を立てないように飲みましょう。吸い込む音はもちろん、カップをソーサーに戻すときの音にも気をつけてください。
食器の名称と役割
ここからは、アフタヌーンティーに使う食器の名称とそれぞれの役割を解説します。
カップ・ソーサー
カップは紅茶をいただくための器で、ソーサーは下に敷く皿です。砂糖やミルク、スプーンなどを置く役割も果たしています。
ティーポット
紅茶はティーポットに入った状態で提供されます。西洋版の急須のようなもので、注ぎ口からカップに移します。
クリーマー
クリーマーは、紅茶のミルク専用の入れ物です。
シュガー
シュガーはその名の通り、コーヒー用の砂糖を入れるための入れ物です。
ケーキスタンド
アフタヌーンティーでよく目にする、スイーツやサンドイッチがのった2段〜3段の皿を、ケーキスタンドと呼びます。下の段にサンドイッチ、真ん中にケーキやフルーツ、1番上にフィナンシェやスコーンなどの焼き菓子が置かれるのが一般的です。
ジャグ
ティーポット内のお茶は、会話を楽しんでいるうちに、徐々に濃くなっていくものです。お茶が濃くなったときに薄めるためのお湯をジャグと呼びます。
ティーフーズの正しい食べ方
ここからは、紅茶のお供であるティーフーズの正しい食べ方を解説します。またティーフーズは、食事系のものから先に食べ、甘いものを後から食べるのが基本です。サンドイッチ→スコーン→スイーツの順番にいただきましょう。
サンドイッチ
ひと口サイズにカットされたサンドイッチは、直接手で持って食べてください。ナプキンで巻かれている場合は、包み紙ごと持って食べましょう。
スコーン
スコーンを手で皿に取り、ナイフや手を使って1口サイズに割ります。細かくしすぎてボロボロにしたり、直接かじったりするのはマナー違反なので注意してください。クリームやジャムがある場合は、スプーンを使って自分の皿に取り分けましょう。またクリームやジャムは全体に塗らず、1口分ずつ塗っていくのがマナーです。
スイーツ
ミルフィーユは倒れやすいため、皿にとったら、端の方から食べやすいサイズに切り分けます。それでも倒れやすそうな場合は、初めから横に倒しても構いません。また、三角形のケーキは、尖った方からフォークで1口ずつカットして食べましょう。
アフタヌーンティーの基本マナーを理解しましょう
本日では、アフタヌーンティーのマナーについてご紹介しました。日本においてはまだ歴史の浅いアフタヌーンティーの文化ですが、マナーを覚えれば心に余裕を持って楽しめます。アフタヌーンティーに行かれる際は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。