美術館のマナーや服装は?NG行動や楽しむためのポイントを徹底解説
さまざまな種類の芸術作品に触れることができる美術館。最近は、カフェなどに併設されていることもあり、気軽に楽しめるスポットとしてより身近なものになっています。美術館を訪れる際は、鑑賞中の他のお客さんの迷惑にならないよう配慮することが大切です。そこで今回は、美術館でのNG行動について徹底解説します。より楽しむためのポイントも合わせてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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美術館を訪れる際の服装
美術館に服装の規定はありませんが、館内の雰囲気を壊さないように配慮する必要があります。過度な露出や派手な服装は避け、上品な服を選びましょう。
また館内は静かなので、思いのほか音が響くものです。ヒールの音が鳴る靴を履いたり、ジャラジャラと音のするアクセサリーを身に付けたりするのはやめましょう。また美術館は、作品を劣化させないため低い温度に設定されています。冷えることもあるため、羽織物やスカーフを持参してください。
美術館でのNG行動
ここからは、美術館でのNG行動をご紹介します。
飲食する
当然の事ですが、美術館内で飲食は禁止されています。飴やガムについても、唾液が飛沫したときに飴やガムの成分が作品に付着するリスクがあるためです。飲食をする際は、決められたブース内で済ませてください。
大きい荷物を持ち歩く
大きなバッグやスーツケース、傘等の先端が鋭利なものは、美術品に誤って触れたときにダメージを与えてしまう可能性があります。鑑賞する際は、できるだけ身軽に行動することを意識し、大きな荷物がある場合はコインロッカーなどに預けておきましょう。
携帯電話の音が鳴る
静かな美術館で携帯電話の音が鳴ると、周りの人を驚かせてしまいます。多くの人が不愉快な気持ちになるため、マナーモードに設定しておきましょう。アラームを設定している人は、オフにしておくことも忘れないようにしてください。
植物の持ち込み
アート展などで知り合いが出品している場合に、お祝いの花を贈る方も多いですが、会場によってはマナー違反になるケースも少なくありません。花などの植物を持ち込むと、植物に隠れて虫が侵入するリスクがあります。花を渡したい場合には、植物を持ち込んでも良いか、事前に美術館に問い合わせましょう。
香水の匂いがきつい
強い香水をつけて美術館に入ると、他の鑑賞者の迷惑になってしまうものです。鑑賞する際の集中力を欠いてしまったり、体調を崩したりするケースもあるため、美術館を訪れる際は香水をつけないようにしてください。
美術館をより楽しむためのポイント
ここからは、美術館をより一層楽しむためのポイントをご紹介します。
スケジュールをしっかりチェックする
美術館によっては、イベントやワークショップ、プログラムなどが開催されています。日付や時間が予定されていることがほとんどなので、スケジュールをしっかりチェックしておきましょう。ホームページが更新されていない場合は、SNSを確認するのもおすすめです。
案内表示をチェックする
美術館は、写真撮影NGのところがほとんどです。しかし作品や場所によっては、触ったり撮影したりしても良いという体験型の企画点が増えてきています。せっかくのチャンスを逃さないためにも、写真撮影OKや、触ってもOKなどの表示をしっかりチェックしておきましょう。
係員に質問してみる
美術館内では静かにしなければなりませんが、作品について気になることがあれば、近くにいる係員に小声で聞いてみましょう。調べるのに時間がかかるかもしれませんが、業務を邪魔しないように会話を長く続けないことが大切です。疑問が解決したら、速やかに鑑賞に戻りましょう。
マナーを守って美術鑑賞を楽しみましょう
本記事では、美術館でやってはいけないNG行動や、美術館の楽しみ方をご紹介しました。美術館は静かな場所なので、ちょっとした行動が目立って周りの鑑賞者に迷惑をかけてしまうことがあります。他のお客さんを思いやり、節度のある行動や服装を心がけましょう。