ワインの試飲会のマナーは?服装・持ち物や注意点を解りやすくご紹介
ワイン業界では、ワインの試飲会が頻繁に行われています。試飲会に初めて参加する際に心配なのが、服装や振る舞い方ですよね。そこで本記事では、ワインの試飲会でのマナーを徹底解説します。試飲会に初めて参加される方は、ぜひご覧ください。
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ワインの試飲会とは
ワインの試飲会とは、酒販店や輸入業者が用意したワインを、ゲストに試飲してもらうことを目的とした会のことです。美味しいワインを楽しむという点ではワインイベントと似ていますが、試飲会は自分好みのワインを探したり、詳しい知識を得たりするための学びの場だといわれています。対象は、一般の方向けのものもあれば、飲食業界関係者を対象にしたものまでさまざまです。
ワインの試飲会におすすめの服装
試飲会の服装は、会場のTPOに合わせましょう。会場は人が多く、たくさん移動しなければならないため、動きやすい服装をおすすめします。男性はジャケットを羽織り、女性はオフィスカジュアルを意識すれば浮くことはないでしょう。高すぎるヒールは、足元がふらついてワインをこぼしてしまうかもしれないため要注意です。
ワインの試飲会に必要な物
ワインの試飲会では、両手がふさがっていては不便なシーンが少なくありません。ここでは、最低限の持ち物をご紹介します。不要な荷物は、クロークや受付に預けておきましょう。なお以下のアイテムは、会場で用意されていることもあるため、事前にチェックしておいてください。
筆記用具・バインダー
ワインの試飲会中は、当日の資料を見たり、ワインを飲んだ感想を書いたりする機会が多いため、筆記用具やバインダーが役立ちます。資料をいちいちバッグに戻していては大変なので、バインダーなどに挟んでおきましょう。
名刺
試飲会中に知り合った方と、名刺交換をする機会があるかもしれないため、切らさずに持っておきましょう。また、プロ向けの試飲会においては、受付で名刺を提出するよう言われることもあるため、多めに用意しておいてください。
飲み水
会場によっては、飲料水が用意されていないこともあるため、自分でペットボトルの水を持っていきましょう。お茶やコーヒーを飲むと、口に残った味がワインの風味を邪魔してしまうため、水を用意してください。
試飲会に参加する際のマナー
ここからは、試飲会に参加する際に覚えておきたいマナーをご紹介します。
すぐに場所を譲る
試飲会の魅力は、参加者が自由にブースを移動し、専門家と会話を楽しめる点です。しかし、同じブースに長く座って担当を一人占めすると、他の人の迷惑になってしまうかもしれません。常に待っている人がいないかどうか気を配り、列ができている場合や長居している場合は、速やかに場所を譲ってください。一度ブースを離れ、空きができたタイミングで戻るのであれば問題ありません。
スマホで撮影しない
試飲会の様子やお気に入りのワインを写真に収めたくなる気持ちもわかりますが、スマホで撮影していると時間がかかってしまい、周りの人の迷惑になります。試飲してコメントを書き込んだら、速やかに立ち去りましょう。
酔い過ぎない
ワインにはもちろんアルコール分が含まれているため、飲み過ぎると酔ってしまいます。大声を出したりグラスを割ったりすると、周りの人の迷惑になってしまうため、吐器を活用して飲む量をセーブしてください。
香水をつけて行かない
ワインは、味だけでなく、香りも楽しむ飲み物です。香水や整髪料の匂いは、ワインの香りを台無しにしてしまうため、絶対につけていかないようにしてください。鼻が効くプロも多く来場しているため、注意を受けなかったとしても、内心では迷惑に思われているケースも少なくありません。
吐器の使い方
吐器とは、酔いが回らないことを目的とした、ワインを吐き出すためのアイテムです。ワインを口に含んで味を確認したら、飲み込まずに吐器へそっと吐き出しましょう。吐器が用意されていない場合には、紙コップなどが用意されているため、そちらを使用してください。
ワイン試飲会にはマナーがたくさん!
本記事では、ワインの試飲会に参加する際のマナーをご紹介しました。試飲会は、普段口にする機会のない様々なワインをテイスティングできる、ワイン好きにとってはたまらないチャンスです。そのような場で、他者の迷惑になるような行動は控えましょう。マナーを守り、ワインの試飲会を存分に堪能してください。